Project CARS (PC1)のフォースフィードバック(FFB)設定は、車両ごとに異なる感覚をもたらし、多くのシムレーサーを悩ませてきました。特に、iRacingやAssetto Corsaなどの他のシミュレーターと比較して、一貫性のあるリアルなFFBを得るのが難しいという声が多く聞かれます。高価なSimucube 2 ProやFanatec DD Proなどのハイエンドなホイールを使用しているシムレーサーでも、Project CARSのFFBの一貫性のなさに不満を抱えることが少なくありません。カスタムFFBファイルを導入する手間や、それによって生じる設定の複雑さも大きな課題でした。
この問題に対し、あるシムレーサーが「すべての車両で一貫したFFB感覚を実現し、他の優秀なシムに匹敵するフィーリングを得るための方法」を提示しました。複雑なファイル編集は不要で、ゲーム内設定のみで完結するこの方法を解説します。
FFB「1:1」伝達のためのベース設定
Project CARS内で、FFBが車の挙動を「1:1」で忠実に伝えるための基本設定を行います。これにより、余計なポストプロセスが排除され、素直なフィードバックを得られます。
- ゲーム内オプションの「コントロール」セクションに進みます。
- 「フォースフィードバック」設定を開き、以下の値を調整します。
- Gain: 100
- Volume: 100
- Tone: 100
- FX: 50
- Deadzone Removal Range: 0.00
- Deadzone Removal Falloff: 0.00
- Relative Adjust Gain: 1.00
- Relative Adjust Bleed: 0.10
- Relative Adjust Clamp: 0.95
- Scoop Knee: 0.70
- Scoop Reduction: 0.15
- Sop Latency: 0.00
- Steering Torque Sensitivity: 1.00
- これらの設定は、元の記事のスクリーンショットを参照して正確に合わせてください。元の記事のスクリーンショットはこちらで確認できます。
車両ごとのFFB調整:「Fy Scale」と「Mz Scale」の最適化
次に、個々の車両に対してFFBの「ミックス」を調整します。特に「Fy Scale」と「Mz Scale」が重要です。
- フリープラクティスセッションを開始し、テストする車両とコースを選びます。筆者は「ニュルブルクリンク」を推奨しています。
- 走行中、FFB調整メニューを開きます。
- 「Fy Scale」を最小値に設定します。(例: 0.00)
- 「Fy Scale」は、デフォルト設定では常にFFBのバランスを支配し、車の重量移動の感覚を覆い隠してしまうため、これを下げることで他の重要な情報が伝わりやすくなります。
- 「Mz Scale」を調整し、車のボディの動きや、低グリップ時の挙動を強く感じるようにします。(例: 0.80 – 1.20)
- 「Mz Scale」は、車のヨーモーメントから発生するトルクに関連し、路面からの細かいフィードバックやスリップの予兆をより明確に伝えます。
- この調整により、特に低グリップ状況下での車の挙動がより明確に伝わり、BeamNG.driveで推奨されているような「センタリングスプリング力」を低く設定しても違和感のないフィーリングに近づきます。
- 「Mz Scale」は、各車両の慣性モーメントに応じて異なる値に設定することも可能です。
クリッピングを意識しない調整アプローチ
FFBのクリッピング(信号の歪み)を過度に心配する前に、まずFFBの「ミックス」を最適化することが推奨されています。上記の手順で「Fy Scale」と「Mz Scale」を調整し、希望する車の感覚が得られるまでテスト走行を繰り返してください。
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